小西さん

笑いが取れないと残念がる人がいます。

「ええ会社だと思うなぁ」というのは、現在、営業主任を務める小西さん(46)。「南海バスの乗務員は、地域性なのか、とにかく人情味ある人ばかり。自由度も高く、営業所の雰囲気もいい。乗務が終わって営業所に帰ってくると、たちまちおしゃべりになる人もいます(笑)」。年齢層は30代~60代とかなり広い。「世代を超えて会話が弾むのは、とっても南海らしいです。たわいもない話もそうですが、時には人生相談になったり、仕事の話になったり…。肩肘張らなくていいし、1人で黙って眠っていても、文句もいわれないし」とも。

若いメンバーを中心に、バンドも結成しているそう。「南海バスバンドのメンバーは、ただいま10人で、最年長は50代のロック大好きおじさん」だそうです。ギターやベースを弾き、ドラムを叩くバス運転手って、なんだか意外な感じもします。それ以外にも、釣りやゴルフ、自転車やマラソン、野球チームまであるんだとか。「人間臭いんですよね。笑いを取ってナンボ!! みたいな人ばかりで」と小西さん。いったん南海バスの仲間になると長く続ける人が多いのは、このようなあったかく、人間臭い雰囲気で満たされているからかもしれません。ちなみに、営業所の駐車場には外車を含め、いい車がたくさん並んでいました。やっぱりみんな運転が好きなんですね。あなたはどうですか?

凹んだ時は、ボケとツッコミで応援してくれるから。

小西さん(46)
バス乗務員という仕事を選んだのは、24歳の時です。前職は営業職だったんですが、昔から車を運転するのが好きだったこともあって、それならお客様を乗せて走るバスの運転手にチャレンジしようと思ってこの仕事を始めました。あれから21年、走行距離でいえば、地球を何周かしているでしょうね。特別な勲章はありませんが、私にとっては大きな誇りです。営業主任になってからは、なかなかハンドルを握る機会はありませんが、楽しいですよ、バス乗務員。仕事だから、そりゃ、たいへんな時もありますが、凹んだ時は、周りのみんながボケとツッコミで応援してくれます(笑)。


肩肘張らない、楽しい職場。 何歳からでもスタートOK。